食客になったアカネズミ

アカネズミ
Large Japanese field mouse

 

夕方、カボチャの種をデッキの隅に出しておくと このアカネズミが食べに来るようになりました。
硝子戸の内側でネコとヒトが並んで見ているというのに 一向に気にする様子もなく、運んだり 食べたり…
何度でも来るので ゆっくりスケッチできました。

アカネズミたちは 地面にトンネルを掘って住んでいます。庭のあちこちに直径2㎝くらいの穴が開いています。
作ったばかりのようなものもあれば 何度も出入りしたのか少し崩れて大きくなったようなものもあります。
穴から頭を出したのを見かけたり、枯葉をいっぱいくわえて穴に押し込もうとしているのを見たこともありました。
フクロウやキツネに狙われながらも 彼らには彼らの生活がある と思うととても不思議な気分になります。
かつては 被捕食者である小さい動物たちを〝可哀そう″と思ってみていましたが 最近は人間の入り込む
余地のないすごく厳粛な世界、と感じるようになりました。

 

ホンドテン

ホンドテン
Yellow marten(Japanee marten)

5月初めのある朝 こんなお客がやってきました。
階段を使ってデッキに上がり ひょいと手すりに載って リスと同じルートでエサ台に。ネコかと見間違えたくらい平然と、エサ台に載ってこちらを見ていました。
「リスが来なくなるのでは?」と心配しましたが、テンが立ち去って15分後、リスはいつもの通り、クルミをとりに来たのでした。
警戒する、ということはないのだろうか?
出会ってしまったら 猛然と逃げる、これだけなのだろうか?
ときどき しっぽの短いリスがいるのは、テンにつかまれたとき しっぽの先を犠牲にして逃げたのかもしれませんね。

LUOMUの秋

ルオムの森 秋
LUOMU no mori in autaumn

この施設のスタッフによると、リスは朝早く フィールドアスレチックのロープを渡って遊んでいるそうです。楽しそうな様子が目に浮かびました。

かさかさと落ち葉を踏んで訪ねていくと、ハロウィーンのカボチャが出迎えてくれました。

晩秋のリスたち

晩秋
Late autumn

昨日まで、明るい黄色だったブナの葉が、少しずつ赤茶色に変わり始めています。
この秋 庭に来るリスたちは少し小さめで、今年生まれた子どもたちのように
思います。
2頭は仲良し。コナラの幹をぐるぐる回り、細い枝先を伝って渡り
道路に飛び出して向かいの斜面に走って行くという状態。
『リス飛び出し注意』と標識を立てたくなります。
時々 少し大きいリスが姿を見せますが エサ台のクルミをくわえて、
大急ぎで戻っていきます。
こげ茶色の小鳥はミソサザイです。好奇心が旺盛なのか、
エサ台に近づいてきますが食べたいものはないのです。
朝の気温は1~2℃、空気の冷たさは真冬です。

門貝集落 夏

門貝集落 夏
kadogai village in summer

谷あいに日が射し始め万座川が光っいます。
くまの大橋の下の道沿い、国道144号線から約5㎞
万座川に沿って山に入ったところに鎌倉時代に
祀られた熊野神社があります。
白根山、四阿山(昔は吾妻山)とともに修験の霊場でした。
この道は”毛無道”といわれ古くから上州と信州をつなぐ重要な道だったそうです。
ずいぶん険しく、日が暮れればオオカミに遭遇するような道
だったのかもしれません。
ごく普通の村の、思いがけないところに深い歴史があって、
驚かされます。
桜の花びらが虚空に舞うような春の景色と比べるとどこまでも
緑の夏の景色は山行の厳しさを想像させます。

View From Kumano Bridge
夏の景色を描いた後、なんだか違うような落ち着かない気分が
続いていました。
自分が持っているこの場所の印象をもうすこしはっきりできないものかと、
何枚か描きました。
そうこうするうちに10月になり、谷あいの木々は紅葉し始めました。
少しは谷のスケールが表現できたのかな、と思いながら、
見比べてみていただきたい、とアップしてみました。