2019年の冬

2019年の冬
Winter 2019

 

 この冬に入ってから、山に行く機会が見つからず そろそろ春の足音が

聞こえてきている。

ただ、SNSのお陰で 山の便りが届くのはうれしい。

人の少なくなった森の中を キツネが堂々と歩いている、

リスはナラの木に巣を作って飛び回っている、そんなポストを

見ながら、ルオムの森の冬景色を描いてみた。

リスの子育ては冬の間なので、きっとキツネの様子を伺いながら

用心深く 巣を出入りしているのだろう。

春には、子リスをくわえて引っ越しをする母リスを見かけるかもしれない。

雪の少ない冬だったらしい。

ふと、樹木の害虫のことを思い出した。

厳しい寒さを免れた年は、害虫の発生が多くなるとか…

自然界は 複雑なようで 実は非常に理論的に 正確に

動いているのかもしれない、と不思議な気がする。

サクラソウ

サクラソウとニホンリス
Primula and squirrels

 

北軽井沢の 民家の間に残った雑木林の中に 偶然発見したサクラソウ。
かつては、荒川の河川敷などにも群生していたとか。開発に追われて
あるいは、盗掘され、最近では特別に保護されたところで生き延びているようです。
これはもう数年前ではありますが、かなりの株が かわいい花を
自然な環境で咲かせていました。
近所の方たちが、大切に守っておられたのかもしれません。
その後どうなったか、今年はこの場所を訪ねてみようか、でも 怖いような…
30年ほど前のスケッチブックに描いた花は、今では見かけないものも何種か
あります。

追記: 先日、北軽井沢を通った折、以前とは違う場所でしたが サクラソウを
見つけました。民家の敷地の片隅でしたが、数株がきれいに咲きそろっていて
ほっとしました。(2018年5月)

 

『春が来た』 展示のご案内

鎌倉市のアトリエショップ『葉っぱ小屋』さんで
展示会を開催中です(2018/03/30~2018/04/15)

去年からのお付き合いで、だんだんに『水彩画』から雑貨まで、になってしまいました。
2004年に上毛新聞社から出版した一作目『浅間山の麓にて』も並べてくださいました。
改めて開いてみるとちょっとスケッチが固いかな、という感じもします。あれから 更に十数年
リスも 鳥も ひたすらスケッチを続けているので、少し楽になっているのかもしれません。
その時に初めて挑戦したブックバインディングが 現在の紙箱づくりの原点です。

今回は、水彩絵の具の色彩や、紙質を 手に取ってみていただければ、という気持ちで
手描きの栞を作ってみました。
鎌倉におついでがあれば お立ち寄りください。http://happado.com/happagoya/

 

Atelier shop”Happa-goya”
bookmark

刺繍のブローチとバッグ

ブローチ
The brooch
刺繍のバッグ
The bag with embroidery

スケッチブックの中の動物や植物を 布の上に描いてみました。

一部は 鎌倉市のアトリエショップ
〝葉っぱ小屋″さんに置いていただき
少しずつ手元から離れていきます。

下の方の2点のバッグは〝葉っぱ小屋″オーナー オリジナルの黒ネコとバクです。

晩秋のリスたち

晩秋
Late autumn

昨日まで、明るい黄色だったブナの葉が、少しずつ赤茶色に変わり始めています。
この秋 庭に来るリスたちは少し小さめで、今年生まれた子どもたちのように
思います。
2頭は仲良し。コナラの幹をぐるぐる回り、細い枝先を伝って渡り
道路に飛び出して向かいの斜面に走って行くという状態。
『リス飛び出し注意』と標識を立てたくなります。
時々 少し大きいリスが姿を見せますが エサ台のクルミをくわえて、
大急ぎで戻っていきます。
こげ茶色の小鳥はミソサザイです。好奇心が旺盛なのか、
エサ台に近づいてきますが食べたいものはないのです。
朝の気温は1~2℃、空気の冷たさは真冬です。

リスのスケッチ


リスのスケッチ
Squirrel sketch

2014年冬、関東地方は、記録的な大雪に見舞われました。
山小屋のある地域も、ところによっては1m50㎝以上もの積雪になりました。神奈川県内にいた私たちは、山に向かうこともできず、4月半ばに、ようやくリスたちに会うことができました。
リスたちも、小鳥たちも、豪雪の中を生き延びた自信にあふれて、元気に飛び回っていました。

この時期、異常乾燥が続いていたので、試しにデッキに水を置いてみたところ、リスも、カラ類も飲みに来ました。シジュウカラは、お皿に入って、バシャバシャと水浴びをしていました。まだ、寒いのに、です。

粉雪の朝

 

粉雪
Powdery snow

 

気温は氷点下12℃。積もった雪は、わずかな風にも吹き払われて
しまいます。
リスとゴジュウカラは、エサ台のチェックに来たようです。
剥きクルミを砕いたものは、リスとカラ達の大好物です。
リスは、殻付きクルミを、モミの枝葉の上や、デッキの手すりの
陰などに運んでいくことがあります。雪の中に埋めるよりも
見つけやすい、と考えているのでしょうか?
図鑑からでは分からない、動物や鳥の行動を目にすることもあります。
一方、リスの方は、エサ台から窓越しに私を見ることがあり、
『観察されている』という気分になります。
雪景色の中、ニシキギのオレンジ色の実は、小さなランタンのように
目立っています。

晩秋

 

晩秋の一コマ リスとヤマガラ
I feel snow

晩秋の冷え込んだ朝、餌台にいたリスが
胸もとに前足をそろえて、北の空を見て
いました。一緒にとまっていたヤマガラも
同じように空を見て、何か話しているよう
でした。私も、雪の匂いを感じるときが
ありますが、動物たちは、とても敏感に
季節の移ろいを確認しているのだと思います。