朝もや

春先の朝もや
Morning haze

 

  山の3月は 雪がほとんど消えても、木の芽が伸びるには まだ寒い。

    それでも雑木林の梢は 赤紫を帯びて 山は 柔らかい色合いになってくる

谷に朝靄が立ち込め 土の匂いが春を告げている。

今は、こんな景色なのだろう、と想像する。

        2019年の暮れから COVID-19という新型の感染症が 世界中に広がっている。

     先の見えない病気との闘いに疲れたかのように 世の中には不穏な空気が

      溢れているような気がする。とにかく 誰にでもできることは極力 人との

     接触の機会を減らす、ということで 山にもずいぶんご無沙汰している。

      でも 想像することはできる、山の季節の移り変わりを、動物たちの営みを…

        人間以外の生き物は いつもの年と変わらず春を迎えようとしている。

サクラソウ

サクラソウとニホンリス
Primula and squirrels

 

北軽井沢の 民家の間に残った雑木林の中に 偶然発見したサクラソウ。
かつては、荒川の河川敷などにも群生していたとか。開発に追われて
あるいは、盗掘され、最近では特別に保護されたところで生き延びているようです。
これはもう数年前ではありますが、かなりの株が かわいい花を
自然な環境で咲かせていました。
近所の方たちが、大切に守っておられたのかもしれません。
その後どうなったか、今年はこの場所を訪ねてみようか、でも 怖いような…
30年ほど前のスケッチブックに描いた花は、今では見かけないものも何種か
あります。

追記: 先日、北軽井沢を通った折、以前とは違う場所でしたが サクラソウを
見つけました。民家の敷地の片隅でしたが、数株がきれいに咲きそろっていて
ほっとしました。(2018年5月)

 

ヤマネ

ヤマネ
Japanese dormouse
ヤマネ
Japanese dormouse

数年前の3月半ば。10℃近くまで気温が上がったお昼過ぎ、裏庭の雪の上にヤマネを見つけました。まだ冬眠している時期で、しかも夜行性の動物なのに、何か勘違いしたのでしょうか。20分ほど雪の上を歩きまわっていましたがどこかに姿を消しました。

その様子を描いてみたところ手のひらにのるようなサイズを表現できなくて、べつに、ヒナスミレの花と一緒に描いてみました。
実は、地面を歩くことなどほとんどないのに、です。