リスのスケッチ


リスのスケッチ
Squirrel sketch

2014年冬、関東地方は、記録的な大雪に見舞われました。
山小屋のある地域も、ところによっては1m50㎝以上もの積雪になりました。神奈川県内にいた私たちは、山に向かうこともできず、4月半ばに、ようやくリスたちに会うことができました。
リスたちも、小鳥たちも、豪雪の中を生き延びた自信にあふれて、元気に飛び回っていました。

この時期、異常乾燥が続いていたので、試しにデッキに水を置いてみたところ、リスも、カラ類も飲みに来ました。シジュウカラは、お皿に入って、バシャバシャと水浴びをしていました。まだ、寒いのに、です。

粉雪の朝

 

粉雪
Powdery snow

 

気温は氷点下12℃。積もった雪は、わずかな風にも吹き払われて
しまいます。
リスとゴジュウカラは、エサ台のチェックに来たようです。
剥きクルミを砕いたものは、リスとカラ達の大好物です。
リスは、殻付きクルミを、モミの枝葉の上や、デッキの手すりの
陰などに運んでいくことがあります。雪の中に埋めるよりも
見つけやすい、と考えているのでしょうか?
図鑑からでは分からない、動物や鳥の行動を目にすることもあります。
一方、リスの方は、エサ台から窓越しに私を見ることがあり、
『観察されている』という気分になります。
雪景色の中、ニシキギのオレンジ色の実は、小さなランタンのように
目立っています。

晩秋

 

晩秋の一コマ リスとヤマガラ
I feel snow

晩秋の冷え込んだ朝、餌台にいたリスが
胸もとに前足をそろえて、北の空を見て
いました。一緒にとまっていたヤマガラも
同じように空を見て、何か話しているよう
でした。私も、雪の匂いを感じるときが
ありますが、動物たちは、とても敏感に
季節の移ろいを確認しているのだと思います。

オオルリ

 

オオルリ
Blue and white flycatcher

窓から見えるモミの細い枝に、オオルリが止まっていました。
くちばしに虫をくわえています。しばらくじっとしていましたが、
すっと飛んで、隣の家の換気口のようなところに入りました。
茶色系の地味な色のメスも飛んできて、同じように、様子を
見てから飛び立ちます。余りにも珍しいオオルリの子育て現場!
とカーテンの陰からのぞくように観察していましたが、
3日ほどたつと、来なくなってしまいました。
視線を感じたのかしら、とも思いましたが、どうやらカラスに
気付かれたようでした。めったに庭の中には来ないカラスが、
近くで何度か啼いていました。
30年前、ここに来るようになった頃は、カラスはいませんでした。
人間が増えるにつれて入ってきたのでしょう。
鳥や動物の住処に近づくとき、人間は注意深く、謙虚になるべきと思います。
先住者の生活を脅かしてはいけない、と。

夏毛のリスと鳥たち

 

リスと鳥
a squirrel in summer

夏毛のニホンリスは、赤茶色の足先が、目立ちます。
毛が短くなると、かなり筋肉質なのがよくわかります。
とても敏捷な動物ではありますが、やはり個体差があり、
今年生まれた子リスは、結構慌て者、飛び移った枝から
落ちそうになったり、木の幹に爪をひっかけて
取れなくなったり、と危なげなところを何度も
目撃してしまいました。
おなじみの鳥たちも、この時季は、巣立った
ばかりのヒナを連れてきます。
でも、冬と違って食べ物は豊富なので、
あまり餌台には集まりません。

夏の庭

 

夏毛のリスとギボウシ
A squirrel in our garden

消えてしまったと思っていた庭のギボウシが、
今年、久しぶりに葉を広げ、花が咲きそうです。
ニホンリスは樹上で、食事をするのが普通ですが、
安全だと思えば、岩の上などで座り込んで
食べていることもあります。
立ち去った後には半分に割れたクルミの殻が
並んでいます。
これは母親リスで、子リスたちに比べると、
ふっくら体型です。

リスの巣

 

モミの木のリスの巣
Domed nest of squirrels

ある年の初夏、私たちは、家のモミの木に
作られたリスのドーム型の巣を見つけました。
モミの木の枝に隠れて、見えにくいのですが
子リスが3頭、巣に出入りしていたので発見
出来ました。小さなリスたちの様子は、『リスの
パナシ』という絵本の挿絵のままでした。

リスの巣材運び

 

リスの毛糸運び
This squirrel caried yarn to make her nest warm.

巣作りをするには、少し早い
と思われる真冬のある日、このリスは、
デッキに置いてあった鳥の巣材用毛糸を、
せっせと運んでいました。
自分の布団にするつもりだったのでしょうか?

ヒメネズミの引っ越し

 

ヒメネズミの引っ越し
wood mice moved to
somewhere…

これは、スケッチではありません!
山小屋の一部を改築したとき、はがした羽目板の下の断熱材に、
ドングリや、ヒマワリの種などが付いていました。

アリの巣のような形の溝があり、
ヒメネズミの巣であったことがわかりまた。

突然の騒動に、蓄えた食料をもって、こんな風に
逃げ出したのかもしれません。気の毒な事をしました。