サクラソウ

サクラソウとニホンリス
Primula and squirrels

 

北軽井沢の 民家の間に残った雑木林の中に 偶然発見したサクラソウ。
かつては、荒川の河川敷などにも群生していたとか。開発に追われて
あるいは、盗掘され、最近では特別に保護されたところで生き延びているようです。
これはもう数年前ではありますが、かなりの株が かわいい花を
自然な環境で咲かせていました。
近所の方たちが、大切に守っておられたのかもしれません。
その後どうなったか、今年はこの場所を訪ねてみようか、でも 怖いような…
30年ほど前のスケッチブックに描いた花は、今では見かけないものも何種か
あります。

追記: 先日、北軽井沢を通った折、以前とは違う場所でしたが サクラソウを
見つけました。民家の敷地の片隅でしたが、数株がきれいに咲きそろっていて
ほっとしました。(2018年5月)

 

食客になったアカネズミ

アカネズミ
Large Japanese field mouse

 

夕方、カボチャの種をデッキの隅に出しておくと このアカネズミが食べに来るようになりました。
硝子戸の内側でネコとヒトが並んで見ているというのに 一向に気にする様子もなく、運んだり 食べたり…
何度でも来るので ゆっくりスケッチできました。

アカネズミたちは 地面にトンネルを掘って住んでいます。庭のあちこちに直径2㎝くらいの穴が開いています。
作ったばかりのようなものもあれば 何度も出入りしたのか少し崩れて大きくなったようなものもあります。
穴から頭を出したのを見かけたり、枯葉をいっぱいくわえて穴に押し込もうとしているのを見たこともありました。
フクロウやキツネに狙われながらも 彼らには彼らの生活がある と思うととても不思議な気分になります。
かつては 被捕食者である小さい動物たちを〝可哀そう″と思ってみていましたが 最近は人間の入り込む
余地のないすごく厳粛な世界、と感じるようになりました。

 

ホンドテン

ホンドテン
Yellow marten(Japanee marten)

5月初めのある朝 こんなお客がやってきました。
階段を使ってデッキに上がり ひょいと手すりに載って リスと同じルートでエサ台に。ネコかと見間違えたくらい平然と、エサ台に載ってこちらを見ていました。
「リスが来なくなるのでは?」と心配しましたが、テンが立ち去って15分後、リスはいつもの通り、クルミをとりに来たのでした。
警戒する、ということはないのだろうか?
出会ってしまったら 猛然と逃げる、これだけなのだろうか?
ときどき しっぽの短いリスがいるのは、テンにつかまれたとき しっぽの先を犠牲にして逃げたのかもしれませんね。

晩秋のリスたち

晩秋
Late autumn

昨日まで、明るい黄色だったブナの葉が、少しずつ赤茶色に変わり始めています。
この秋 庭に来るリスたちは少し小さめで、今年生まれた子どもたちのように
思います。
2頭は仲良し。コナラの幹をぐるぐる回り、細い枝先を伝って渡り
道路に飛び出して向かいの斜面に走って行くという状態。
『リス飛び出し注意』と標識を立てたくなります。
時々 少し大きいリスが姿を見せますが エサ台のクルミをくわえて、
大急ぎで戻っていきます。
こげ茶色の小鳥はミソサザイです。好奇心が旺盛なのか、
エサ台に近づいてきますが食べたいものはないのです。
朝の気温は1~2℃、空気の冷たさは真冬です。

ヤマネ

ヤマネ
Japanese dormouse
ヤマネ
Japanese dormouse

数年前の3月半ば。10℃近くまで気温が上がったお昼過ぎ、裏庭の雪の上にヤマネを見つけました。まだ冬眠している時期で、しかも夜行性の動物なのに、何か勘違いしたのでしょうか。20分ほど雪の上を歩きまわっていましたがどこかに姿を消しました。

その様子を描いてみたところ手のひらにのるようなサイズを表現できなくて、べつに、ヒナスミレの花と一緒に描いてみました。
実は、地面を歩くことなどほとんどないのに、です。

ニホンリスの四季 

ニホンリス早春 ニホンリス冬 ニホンリス初秋 ニホンリス初夏鎌倉の画廊の小さな展覧会に出品した4点です。
鎌倉市はタイワンリスの被害に悩む自治体の一つです。そこに敢えて『リス』
「このへんのリスとちがうの?」という来場者の方もありました。
機会をとらえてニホンリスのことをお話しする、という私の目的は少し達成。

たいしたことはできないけれど、ずっと先祖と一緒に暮らしてきた固有種の
ニホンリスのために 自分のできることを模索している、という日々です。

キツネと出会った日

ホンドギツネ
Fox

わが家の床下から、空き缶をまとめてあった袋をガラガラと引きずって、
庭の雪の上を歩いて行きました。
びっくりして外に出るとキツネはその袋を置いて、谷の方へ降りて行きましたが、
こちらに気付くとなぜか戻ってきて、木の陰から見ていました。
若いきれいな毛並みの個体で、人間になれているような様子でした。
じっと見つめあっていると、動物と人間の境界がふと無くなり、
自分も動物の一種だと、強く意識しました。

エナガ

エナガ
Long-tailed Tit

 最近、エサ台の仲間になったエナガたち。
ピンポン玉に尾羽がついたような…という
表現がぴったりの、かわいい小鳥です。
夜明けとともに、11~13羽が一度にやってきて、
細かいクルミの粉などを丁寧につついて
食べて行きます。
ヒガラが一緒に止っています。